世界はデータで動いている 中学レベルで学ぶ統計・データリテラシー教材

AI・IoT・ビッグデータがつくる未来の社会

未来の暮らしはこう変わる

10年後、20年後の社会はどうなってるだろう?自動運転の車が当たり前になって、移動中に勉強や読書ができる。家に帰る前にスマホで「エアコンつけて」って指示すれば、AIが部屋を快適に準備してくれる。病院では、AIが膨大な医療データを瞬時に分析して、お医者さんの診断をサポートする。これ、もう一部は実現し始めている。
国土交通省は2025年までに高速道路での自動運転レベル4(完全自動運転)の実現を目指している(国土交通省「自動運転に関する取組」)。IoT(モノのインターネット)で、家電や街の設備がネットにつながり、データをやりとりする。たとえば、街灯がセンサーで人の動きを検知して、必要なときだけ明るくなる「スマート街路灯」。ビッグデータとAIが組み合わさることで、生活がどんどん便利に、安全になっていく。

社会課題の解決にもデータが活躍

でも、データは便利なだけじゃない。社会の課題を解決する力も持っている。
たとえば高齢化社会。お年寄りが一人暮らしでも安心して暮らせるよう、センサーで生活パターンを見守るシステムがある。いつもと違う動きがあれば、家族や介護サービスに自動で通知される。
環境問題でも、データが役立っている。衛星データで森林の減少を監視したり、AIで効率的なエネルギー利用を提案したり。国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも、データ活用が不可欠だと言われている(国連「Data for Development」)。災害対策では、過去の災害データとリアルタイムの気象データを組み合わせて、避難のタイミングや場所を最適化する。
データとテクノロジーは、未来をより良くするための「道具」なんだ。

自分たちがつくる未来

こういう未来の社会、誰がつくると思う?
答えは「君たち」だ。今の大人たちが土台をつくり、君たちの世代がそれを受け継いで、発展させていく。AIやIoTは道具であって、それをどう使うか、何に使うか、どんな社会をつくりたいか。それを決めるのは人間、つまり君たちだ。
経済産業省も「Society 5.0」という、データとテクノロジーで誰もが快適に暮らせる社会を目指している。データリテラシーを身につけることは、ただ「便利な技術を使える」ってことじゃない。「こんな社会にしたい」って自分で考えて、それを実現するための第一歩なんだ。ワクワクする未来、一緒につくっていこう。