「サイロ」って、農場で穀物を貯蔵する縦長の塔のこと。データの世界で「サイロ化」っていうのは、部署ごと、システムごとにデータがバラバラに保管されている状態を指す。
たとえば病院で考えてみよう。内科は内科のカルテシステム、外科は外科のシステム、薬局はまた別のシステム——こんな感じでバラバラだと、患者さんの全体像が見えない。
総務省の調査(2023年「地方自治体におけるデータ利活用の実態」)によると、自治体の約60%が「部署間でのデータ共有に課題がある」と答えている。
企業でも同じ。営業部のデータと製造部のデータが別々に管理されていると、「どの商品が売れているか」と「どの商品を増産すべきか」がすぐに結びつかない。
データは持っているのに、つながっていないから価値が生まれない。これがサイロ化の問題だ。


