私たちは誰でも、自分の経験や考えという「メガネ」を通してデータを見ている。
でも、このメガネが曇っていると、データの本当の姿が見えなくなる。これが「バイアス」だ。
確証バイアスってのがある。「猫は気分屋だ」と思っている人は、猫の気まぐれな行動だけに注目してしまう。猫が甘えてくるときのことは忘れて、勝手な行動だけを覚えている。自分の考えに合うデータだけを集めて、反対の証拠を無視する——これが確証バイアス。
選択バイアスも厄介だ。学校の友達だけにアンケートを取って「みんなスマホを持っている」と結論づける——これは都合の良いデータだけを選んでいる。サンプルの偏りに気づいていない。全国的に見たら、スマホを持っていない中学生もたくさんいるかもしれない。
バイアスは、データを正しく読むための最大の敵なんだ。


