デジタルストーリーテリングしてみよう

スライドをデザインしてみよう

1.見やすいスライドのポイント

長い文章を書かない

スライドに書くテキストは、短いほど読みやすくなります。なるべく1行で表現するようにしましょう。
また、行の頭に番号や●のような記号を付けて整理すると読みやすくなります。
話す内容を書いておきたいときは、スライド上に書かずにパワーポイントのノートを使いましょう。

文字や背景の配色

パワーポイントにはいろいろな背景が用意されているので、ついカラフルな絵がらのものを選んでしまいます。
でも、入り組んだパターンや明るい色を使った背景は、スライドの文字が読みにいことがあります。

背景が明るい時は文字の色を暗く、背景が暗い時は文字の色を明るくしましょう。

文字の書体(フォント)

スライドに表示するテキストは、文字の大きさが小さくならないように注意しましょう。
文字の書体は太いほうが読みやすいので、明朝体や教科書体でなく、ゴチック体が使われています。
文字を太字にすると読みやすくなります。

トランジション(画面切り替え)

表示しているスライドを次のスライドに切り替える時に、いろいろなパターンを使うことができます。これがトランジションです。
トランジションをうまく使うと見ている人を引き付けることができますが、はげしい動きのトランジションを複数組み合わせて使うと、かえってわかりにくくなることがあります。また、トランジションを使うと切り替えが終わるまでに時間がかかるので、発表時間がかぎられていると内容がうすくなってしまうので注意しましょう。

テキストアニメーション

テキストを全部見せずに、順番に表示するのがテキストアニメーションです。しゃべりに合わせてテキストを表示すると、見ている人の注目を集めるる効果があります。
ただ、ぜんぶのテキストを動かすと、かえって印象がうすくなります。その発表で重要なこと・伝えたいことに限ってアニメーションさせると良いでしょう。

2.注目を集めるスライドのポイント

一方的な発表は、見ている人はだんだんあきてしまいます。
そこで、見ている人を引き付ける、あきさせない工夫を考えてみましょう。

問いかけ

発表の中に見ている人への問いかけがあると、気持ちを引き付けることができます。
見ている人に手をあげてもらうといったリアクションがあると、より効果的です。

クイズ

発表のとちゅうに発表内容に関係したクイズを出題すると、見ている人の注目が集められます。
問題スライドと解答スライドを使った本格的なクイズでなくても、しゃべるだけでも良いでしょう。発表のとちゅうで問題を出して「正解は発表のまとめの後に教えます」とすると、見ている人は気になって最後まで見てくれるでしょう。