世界はデータで動いている 中学レベルで学ぶ統計・データリテラシー教材

データを集めて分析しよう! 自分のデータを使ってみる

身近なデータが教えてくれること

データ分析って難しそう…と思ってない?実は、君の毎日の生活の中にも「分析できるデータ」がたくさん隠れている。
起床時間、勉強時間、スマホの使用時間、食べたもの、歩数——こういう「自分のデータ」を集めて分析すると、意外な発見がある。
例えば、毎日の起床・就寝時間を2週間記録してみる。平日と休日で比べてみたら、「休日は平均2時間遅く起きている」とか「月曜日の朝が一番つらい」とか、なんとなく感じていたことが数字で見えてくる。
さらに、その日の気分を5段階で記録してみたら、「7時間以上寝た日は気分が良い」みたいな関係性が見えてくるかもしれない。
しかも、自分で集めたデータだから、より身近に感じられるし、分析も楽しい。

実例から学ぶデータ収集と分析

中学2年生のユウキくん(仮名)が、1ヶ月間自分のお小遣いの使い方を記録してみた。
日付、使った金額、買ったもの、お店の種類を毎日メモ。1ヶ月後、グラフにしてみたら、意外なことが分かった。「文房具に使う割合が想像以上に高い(全体の35%)」「月末になると使いすぎる傾向」「友達といるときの支出が多い(平均1.5倍)」「コンビニでの衝動買いが多い」。
この分析結果をもとに、ユウキくんは自分なりの「改善策」を考えた。文房具は月初めにまとめ買い、月末の予算を決めておく、友達と遊ぶ前に持っていく金額を決める、コンビニに寄る回数を減らす——こういう具体的な行動につながった。
データを集めるとき、大事なのは「記録のルールを決める」こと。いつ記録するか、どうやって記録するか、何を基準にするか、どのくらいの期間続けるか——これを最初に決めておかないと、後で困ることになる。

自分だけのデータ分析を始めよう

データを集めたら、次は分析だ。基本は簡単。合計を出す、平均を計算する、最大・最小を見つける、グラフを作る——これだけでも、色々なことが見えてくる。
でも、もう一歩進むなら「なぜ?」を問うこと。2つの項目を比べてみる、変化の傾向を見る、パターンを探す、予測を立てる。
例えば、運動した日と体調の関係を見てみる。天気と気分の関連性を探る。勉強時間と成績の変化を追う。こういう「関係性」を探すことで、新しい発見がある。
さあ、君も自分だけのデータ分析を始めてみよう。最初は何を記録するか迷うかもしれない。でも、とにかく始めてみることが大事。
1週間続けてみて、面白くなかったら別のテーマに変えればいい。データ分析は、続けることで傾向が見えてくる。そして、自分の行動を客観的に振り返ることができる。きっと、思いがけない発見があるはずだ。