プログラムを設計しよう

スケジュールを管理しよう

自分一人で、自分だけのために作るプログラミングならば期限、スケジュールは厳密に考える必要はないかもしれません。
それでも、いつまでにプログラムを完成させよう、といった目標を持っていないとずるずると時間ばかり過ぎてしまい、いつまで経ってもできあがらないままになりかねません。

完成期限が決まっていたり、他の人と共同で作るプログラムならばスケジュール管理が必要になります。
夏休みの自由研究だったら夏休み最終日、たとえば8月31日が完成目標になるでしょう。
文化祭でゲームを披露するとなると、文化祭当日には問題なく動いていなければならないし、キャラクターデザインや音楽作成を分担する場合には、それぞれが決まったタイミングで完成してないといけません。

スケジュールを建てるには、終わりの日から逆に考えるのがいいでしょう。
11月3日が文化祭であれば、遅くても11月2日には完成し、テストも終わってなければなりません。
プログラムだけでなく、解説文や説明パネルなども必要になるかもしれません。
テストは自分だけでは見落としがあるかもしれません。
何人かでいろいろな操作を行って問題が出ないかを確認しましょう。
問題があればそれを手直しする時間も想定しておかなければなりません。

ゲームのプログラムを始める時にはゲームストーリーが完成していないと着手できないし、キャラクターのイラストやテーマ音楽も必要な時にできあがっていないとプログラミングが先に進めなくなります。
絵の得意な友だちにイラストを、音楽が得意な友だちに音楽を頼むには、どんなイラスト、どんな音楽が欲しいのかを考えて、十分に余裕を持って頼まなければなりません。
「明日までに作って」と頼んでも「無理」と断られてしまうかもしれません。曖昧に頼んだら、予想していたのとは違うイラストや音楽ができてしまうこともあります。
頼んだ時には「面白そう、やるやる!」と引き受けてくれたけど、途中で他のことが忙しくて作業をサボってしまう人もいるでしょう。
どこまでできているのか、途中で進み具合を確認し、遅れているならば締め切りに間に合うように催促することも大切です。

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