世界はデータで動いている 中学レベルで学ぶ統計・データリテラシー教材

ガチャと一番くじのナゾを探れ!

「100回引けば、レアキャラは絶対出る?」

ゲームのガチャで「レアキャラの排出率が1%なら、100回引けば必ず手に入る」と期待していませんか?あるいは、一番くじで「残りが少ないから、全部買えばラストワン賞が確実にお得」と考えたことはないでしょうか?
実は、これらの考えには、あなたの「直感」と「確率」の間に大きなズレが隠れています。このズレこそが、ゲーム会社が活用している確率のナゾであり、データリテラシーで解き明かすべき最初のステップです。

データが示す!確率と「独立試行」の真実

サイコロ投げと同じように、ガチャや一番くじの結果は、基本的には「独立試行」です。つまり、前回の結果が、次の結果に影響を与えることはありません。
ガチャの確率の落とし穴
100回引いても出ない確率

1%の確率($1/100$)を100回試行した場合、一度も当たらない確率は約36.6%もあります。これは、100回引いても約3回に1回は当たらないことを意味します。

「次は出やすい」は勘違い

友達が3回連続でレアキャラを引いたとしても、あなたの確率が上がるわけではありません。確率は毎回独立しており、時期によって確率が変動することはないのです。

一番くじの「期待値」
一番くじの場合、何回引けば「お得」なのかを考えるには、「期待値」や「費用対効果」の考え方が重要です。
総支出で考える

たとえラストワン賞が魅力的でも、それにたどり着くまでに費やした総額(例:1回500円 $\times$ 40回=20,000円)に見合う価値があるかを、冷静な数字で判断する必要があります。

自分で確かめよう!

確率を「体験」する道具

言葉や計算式だけでは納得できないかもしれません。そこで、君自身の直感が正しいのかどうか、データを使って実験してみましょう!
本教材には、ガチャと一番くじを何千回もシミュレーションできる体験ツールが用意されています。
大数の法則

試行回数が増えるほど、結果が設定された理論上の確率(期待値)に近づいていくこと。

短期のブレ

少ない回数では、予想をはるかに超える「ブレ」や「偏り」が発生し得ること。

シミュレーターで遊びながら、確率的な思考を身につけ、直感に惑わされずに判断する力を養いましょう。