つくった映像を公開するときに注意すること

情報を公開する範囲… 責任のリング

制作した映像(えいぞう)をインターネットに公開しても良いのか、考えてしまうことがあります。だれでも日常的にインターネットを使うようになったので、わたしたちはデジタル世界の市民として行動することを考えなければならなくなっています。
それでは、私たちはどのようにしてインターネットでの行動に責任を負えば良いのでしょうか?
その時にさんこうにできるのが「責任のリング」という考え方です。
「責任のリング」とは、インターネットで情報を発信するときに、自分自身、周囲の人々、世界に対して という見かたで責任を考えることです。

SELF COMMUNITY WORLD
  1. 自分自身に対してどのような責任がありますか?
  2. 周りの人々に対してどのような責任がありますか?
  3. 世界に対してどのような責任がありますか ?

このインターネットでどのようにふるまえば良いかについて考えるのが「デジタル・シティズンシップ」です。デジタル・シティズンシップでは、「責任のリング」を情報を発信する子どもは、自分の行動について、まず自分自身のことを考え、次に自分を超えて周りの人々について考え、最後に世界や社会に与える影響について、自分の行動が与える自分自身や他者に与える影響から「責任」ということについて考えます。
個人の責任について考えることは重要ですが、周りの人々や世界に対する責任を理解する事は、子どもが自分が所属するコミュニティについて学んだり、それらにつながる方法を考えることも大事なのです。