ショートムービーを作ってみよう

映像をつくる人 どんな仕事があるか

SNSに投稿される動画は、カメラマンとひ写体(場合によっては1人でやっている人もいますが)のように、最小人数で制作することもありますが、映像(えいぞう)をつくる場合は、複数の役割を持った人が協力して作業をします。こうした人たちを「スタッフ」と言います。
同じ仕事内容のスタッフでも、テレビ番組とえい画では名前がちがっています。
そこで、テレビ番組スタッフのよび方/えい画スタッフのよび方で、それぞれの仕事を紹介します。

ディレクター/監督(かんとく)

どのような映像にするかを決めて指示をだす人。撮影(さつえい)と編集の責任者。絵コンテや字コンテを作って、他のスタッフに指示を出す。どんな画にしたいか、それにはどんなカメラワークにするか、前の画とうまくつながるか、などを頭の中で組み立てる。

フルショット

アシスタントディレクター / 助監督(じょかんとく)

ディレクターの手伝いをする人。撮影の時は、背景のものを動かしたり機材を運んだりいろいろな手伝いをする。

カメラマン / 撮影

ディレクターの指示で、機材を使って撮影を行う人。字コンテや画コンテをもとに、カメラの高さや角度などを動かして撮影する。

カメラマン / 撮影

音声

撮影現場でセリフを録音したり、編集した映像に音響効果を付ける人。
ビデオカメラのマイクではノイズが入ることがあるので、べつに用意した指向性マイクとレコーダーを使うことが多い。また、いろいろな効果音のライブラリーを使った効果音を作る。

音声

ライト / 照明

ひ写体がかげにならないように、自然な灯りをあてる人。おかしなかげができないように複数のライトを組み合わせたり、外のロケでは光を反しゃするレフ板で太陽光を反しゃさせるなどを担当する。

ライト / 照明

プロデューサー

作品の企画、映像制作の総責任者。ディレクターは制作する映像の中身の責任者だとすると、プロデューサーは資金を確保したり、出演者を予約したり、スケジュールを調整したりと、制作全体を管理する。

シナリオライター / 脚本(きゃくほん)

制作する映像の流れを決める脚本を書く人。話のすじや登場人物のセリフを決めるので、ドラマ性のあるお話をつくる時に担当する。反対に、ニュースの場合はシナリオライターはおかずにディレクターが流れを決めることが多い。