信頼できるニュースって何？

インターネットを見ていると、いろいろな情報が流れています。その中には役に立つニュースもありますが、人をだまそうとしてウソの情報をニュースの形式で発信しているものがあります。むずかしいのは、そうしたニュース形式の情報の中には、発信している人は事実だと信じているのに、実は元々ウソだったというものが混じっていることです。

最近はパソコンを使って、現実には存在しないウソの写真や映像、音声を、本物のような品質でつくれるようになっています。また、人をだますためにインターネットで見つけた素材を組み合わせた動画ニュースが作られています。そうしたウソのニュース映像は、大人でもだまされることがあるのです。

私たちが信頼できるニュース映像をつくるには、どのようなことに注意しなければならないのでしょうか。
最初に言えることは、ニュースの元となった話題やテーマが、じっさいに存在しているのか、元の情報にあたってみることです。ニュースを作ろうと考える時、つい「テレビの番組で、誰かがそう言っていた」「新聞にそう書いてあった」「YouTubeの解説動画で、そう説明していた」と、誰かが作った情報をもとに、はんだんしてしまうことはありませんか。
信頼できるニュースは、扱う情報の元を自分の目で確かめることがだいじです。人から聞いた、どこかで見た、だけの情報は、もしかすると「ウソ」が混じっていることがあるからです。
皆さんが信頼できるニュースをつくるなら、ニュースで扱う話題や情報は他の人の考えに流されずに、元の情報がいちばん最初に発信された時と内容が変わっていないか、本当に起こったことなのかなど確かめるようにしましょう。