デジタルニュースを作ってみよう

話題からテーマを決めよう

集めた話題に関する情報から、ニュースとしてのテーマを決めます。どんな情報をあつかうのか、何を伝えたいのか、切り口と方向性を決めて、何を伝えるニュースにするかという点から、話題を整理してテーマを決めます。

整理のしかたにはいろいろな方法がありますが、シンキングツールを使って、自由に思考を広げたり、深めたり、分類したりして、新しい発見をして行きます。シンキングツールにはいくつもの種類がありますが、ここでは「Yチャート」を使ってみましょう。
Yチャートは、集めた情報について、3つの視点(してん)から意見を出しあい、新しい考えや課題を見いだす場合に使用します。例えば、工場見学などでは「見たこと」、「聞いたこと」、「感じたこと」などの3点に分け、グループのメンバーで意見を出し合いながら、チャート内に書きこんだり、ふせんをはったりします。
その後は、Yチャートの上に出た意見を組み合わせたり、対比したりしながら、話し合いを行い、メンバー全員でテーマを決めて行きます。

yチャート

テーマを選定すると、取材や調査がむずかしいものになる場合もあります。たとえば海外の話題など、現地の様子を取材するのがむずかしい時は、その国から来て日本に住んでいる人の話を聞いて取材できるなら可能です。テーマに関する取材方法もいろいろと考えておきましょう。